49歳女 母と遺品整理を進めました

40代女性です。父が亡くなって遺品整理を母と一緒にしました。悲しみに暮れているときの遺品整理は本当に辛いですよね・・・。父が着ていた服を見ると元気だった頃の父が浮かび涙が止りませんでした。私はあまり父と仲が良くなく父に遊んでもらった記憶もないのですが、その私でさえ父の遺品整理は辛かったのだから仲が良い父と子だったらどんなに悲しいか・・・。

私の父は愛人を作って、私が小さな頃に母と私妹と弟を残して家を出ました。別の街に住んでいた父ですが、私が荒れて手がつけられなくなると母は父に連絡してそんな時だけ家に戻ってきて私を叱る父。母はどういうつもりで愛人と住んでいる父を呼び出していたのか分かりません。思春期だった私は自分の家族が普通の状態じゃないことが腹立たしくて、母はもとより父の説教も素直に聞くことが出来ずますます荒れていったのです。

時には父に頬を叩かれることもありましたよ。怒鳴られることもしょっちゅう。恥ずかしいことをしているのはどっちだと父をはじめ大人の男性が大嫌いになりました。そういう状態が長く続き私も普通の人生は歩めなかったのだけど、父が大きな病気になりだんだんとやせ衰えていく様子を見ているうちに「昔のことは昔のこと」だと割り切れるようになっていったんですね・・・。こんな私でも父の気持ちが分かり父のことを許せるようになっていたのです。

だから父の遺品整理の時は泣きました。父は質の良い物しか着ない人でしたから何十年も前に着ていた服が良い状態で残っていて・・・。靴下ひとつでも思い出があることに自分でも驚きました。母は淡々と捨てるものと残すものとを分けていましたが、私はより分けることが出来ずしばらく母が捨てるといったものを捨てずに母に内緒で保管していました。

今私の手元には父が若い頃に着ていたスーツや作業着、それから時計があります。父が亡くなって5年、今は父が大切にしてきたものに囲まれて幸せです。