50歳女 父の遺品整理は早すぎたかもしれない。

自営業をしている女性です。父が亡くなった後に遺品整理をしました。本が好きだった父なので、部屋中に本がたくさん積んであり、本棚にもたくさん並んでいました。

本当に不思議な感覚を感じながら、本の整理をしました。まるですぐそばに本人がいるかのように感じましたし、亡くなって2週間もたたないぐらいのときだったので、まだ家族の心の整理ができていなかったということもありました。

何故このタイミングで本を整理したのか、何となくのつもりだったのですが、まだ本には父のぬくもりがあるように感じました。さすがに父から「これは捨てないでくれよ」と言われている気がしました。

部屋にあった本の山がつい目についたこともあり、私は母と整理をしたのですが、同時に何だか本人に申し訳ない気分にもなりました。愛着のあった本もあっただろうに、本が大好きだった父の所持品だったこともあり、何だかこんなふうにさっさと処分をしてしまっていいのだろうか?と胸が痛くなりました。

あとは杖や時計、眼鏡、下着、服、布団やベッド、うちわ、昔のレコードやCD、カセットテープ、ビデオテープやテレビのリモコン、耳かき、写真、えんぴつやボールペン、ティッシュの箱など、も遺品整理をしたのですがこんなふうにすぐに整理してしまっていいのかどうか悩みました。実はいまだに処分できていないものも多いんです。

想い出がたくさん詰まった遺品を整理するのは、何となく気が引けるもの。それでもいつかは整理をしなければならないんですよね。

ちなみにはじめ処分をした父の本ですが、あるリサイクルショップの本屋さんに査定をしていただいたら、何と500円にもなりませんでした。理由は古すぎたことと、シミやほこりも多かったため。結局それで引き取ってもらったのですが、本当だったらもう少し本も処分をせずに、時間をおいて取っておいてあげた方がよかったのかなと後悔もしました。

『想い出は胸の中に』とは言いますが、遺品を整理するにはまだ少しだけ早すぎたのかもしれません。父も「早すぎたよ~」と天国で突っ込みを入れていたかもしれないなと思います。

皆さんも遺品整理は、心の整理が十分できてから行われた方がいいかと思います。